雑木林

metacm

2010年02月11日 21:54

昔住んでいた北海道の田舎には小学生がクワガタを採りに行く雑木林がたくさんあった。それは山に行くこともあったんだけど、大体は防風林だった。人の住む家があって農家があって、水田があって畑があって防風林あった。当たり前の環境だったけど、今思い返してみると面白い場所だったんだなあと。水田ではヤゴとかゲンゴロウとか捕まえてたし、カエルとかミズカマキリとか、興味深い生き物たちがいっぱいいた。

小学生のころなんかは、昆虫たちにひどい事いっぱいしてたけど、あれはどういう欲求の表れだったんだろう。みんな残酷すぎる遊びをやっていたけど、罪の意識なんてなかった。

でもどうなんだろう。そうやっていた友達の顔を思い浮かべてみると、自然でいっぱい遊んでいた奴等ほど昆虫で残酷な遊びをしていた気がする。あんまり外に出ない奴等は昆虫にかわいそうだという感情を抱いていたと思う。

決して今の子供たちにお勧めはできないけど、思い出しただけで昆虫たちがかわいそうになるけど、今の自分にはない何かを持っていた時期なんだろう。それは純粋さという言葉に近いと、大人になった今は思う。